米の有名カジノMGM、日本進出に意欲
MGMは米・ラスベガスを拠点に十数店舗のカジノを展開し、エンターテイメント業界において最も有名なカジノ運営会社の一つです。そのMGMで会長兼CEOを務めるジェームス・J・ムーレン氏は、日本にカジノ建設の際には最大級の投資を行う準備があると発表し、注目を集めています。
最大級の投資額とは?
ムーレン氏は、日本でカジノが解禁された際、投資の候補地として東京や大阪などの都市部を検討していることを明らかにし、「日本に総合型リゾート(IR)ができれば、多くの雇用を生み出し、海外からの観光客も増え、日本経済に大きな利益をもたらす」と前置きした上で「世界的に見ても、日本は最先端で大型のIRができる可能性が一番高い国だ。我々は最大で1兆円規模の投資を検討している。」と驚愕の投資額を検討していることを明らかにしました。
今年の5月に同じく米のカジノ事業者であるラッシュ・ストリート・ゲーミング社のニール・ブルーム会長は日本のカジノ事業に関して「現段階で50億ドル程度の投資をする準備はできている」と発表し国内外から注目を集めましたが、今回MGMの発表した額はラッシュ・ストリート・ゲーミング社のおよそ倍と前代未聞の投資額です。
日本のIRなら巨額投資も即回収?
一部の専門機関の試算では、日本にIRができた際の収益は2兆円とも4兆円とも言われており、ムーレン氏が今回のような巨大な投資額を発表した背景には、日本という巨大マーケットで主導権を握る狙いがあると見られています。
カジノ法案の行方に多くの日本国民が注目していますが、今回のようなMGMを筆頭とする外資企業の動向からも、既に同法案は日本国内だけの問題ではなくなっており、今秋の臨時国会は世界の企業も注目する一大イベントになりそうです。
公開日:2014/08/25 | カテゴリ:ギャンブルニュース